和歌山ツーリング
おいしいところは最後に。
こんにちは、あかせんです。
和歌山要素のない和歌山ツーリングの記事だったけど、ようやく本編。まったく訪れる機会のなかった紀伊半島をふらふらと走ってきた。
朝フェリー
早朝5時35分の南海フェリーに乗って和歌山へ。こんな時間だというのに意外と乗る人が多かった。バイクも10台くらいいたけど、地元ナンバーばかり。
フェリーに乗ったらすぐに場所を確保で即寝。2時間半やることもないし少しでも体力温存しとかないとね。この日はめちゃ暑くなる日だったから余計に。
フェリーは好きだけど景色は飽きる。
ラピュタの島
フェリーを降りたらコンビニに寄って食料、飲料を買い込む。この日行くのは無人島!コンビニなんてないサバイバル。
今回行く島はまるでラピュタにいるかのような綺麗なところらしい。
友ヶ島という戦時中に砲台が設置されていた場所で、各所にレンガ造りの建造物が残されている。戦後に砲台が爆破され、今もそのまま残っていて苔などの植物が被う廃墟好きにはたまらないスポット。
だけど人気すぎて島への連絡船のチケットは朝イチで無くなるほどで、8時過ぎに到着したのにチケットはすでに100番台になってた。なんとか2便目で上陸!
まずは適当に歩き回ってみる。そんなに大きくない島だし制覇余裕っしょ!(フラグ)
さっそく砲台跡。でかい。
爆破したって聞いたからてっきり粉々かと思ってた。他にも弾薬庫や聴音所だったところは建物はしっかりしてる。廃れ具合がいい感じ。
さて、ラピュタっぽいと紹介されていたスポット。うん、まあ、ね。そんなでもない?
レンガと苔とか植物が絡み合ってて、そう見えなくはないけど…なんか違う気がした。
それでも雰囲気は良いし、廃墟探索を楽しめるいい観光地なんじゃないかな。照度0の暗闇探検や塹壕兵ごっこもできるしな!サバゲーとか楽しそう。
ただ真夏の探索は気合いが必要。山の中を歩き回らなければならないのでかなりの体力がいる。飲み物の消費が激しいけどたくさん持ってくるのは重い。結局2時間でバテました(貧弱)
島の半分は回れたからとりあえず満足。もうしばらくは来ません!
あとここではキャンプも出来るらしく貴重な経験出来るのでは?水道はあるけど飲めない。電気ない。店ない。助けこない。
僕は遠慮しときますね。
夏は涼しく
行きのフェリーを待ってる間に近くの神社に行ってみた。どこにでもありそうな普通の神社に見えた気がした。
アカン
隙間がないほど人形や置物が敷き詰められている。全部供養のために置かれた人形らしい。全国から集められた人形達が種類ごとに綺麗に並べられている。なかなかの迫力。ちなみに某USJのホラーアトラクションに使われてた人形騒動の神社がここらしい。
人形は…だめだよ…(ビビリ)
いざ龍神
友ヶ島のあとは海沿いを適当に走っておしまい。翌日はメインコース、龍神スカイライン!(高野山はチラ見)
橋本から国道371へ入って行けばまっすぐ龍神スカイラインへ続いていく。最初は止まらず走り抜けてみる。バイクや車が多いだろうなと思っていたのに、終始ぼっちで走りっぱなし。自分のペースで走れるのはいいけどちょっとさみしい。
だけども名所といわれるだけあって道は文句なし。やっぱ自然の中を走るのが最高だな!連続でコーナーを曲がっていくと楽しくて笑いがとまらん。
肝心の走りはと言うと、ご覧下さい。
よし!(自己満)
ナンccおじさんがナンcmおじさんになるんではないかというほどの余りっぷり。これでも前オーナーよりは使ったからな!勝った!
なんとなく攻め方はわかったような気がするけど、まだ無理はせずにゆっくりいこう。タイヤもちょっと古いしね。
おんせん
龍神といえば温泉!日本三美人の湯と言われる龍神温泉。当然入るでしょ!
これは、気持ちよすぎた…。今まで入った温泉のなかで1番好きな泉質。思わず美人になりました。真っ昼間に行ったおかげか人も少なくのんびりできたし、最高だな!
いい温泉はどこも秘境みたいなとこにあってバイクだと走って楽しい、入って気持ちいい、良いこと尽くしじゃないか!
ま、このあと汗だくになるんだけどね。
和歌山といえば
酷道です。有名な国道425号が近くにあるとのこと。
…行かなきゃ!
無謀にも突っ込んでみたけどバイクなら余裕だった。落ち葉や枝が散乱してたけど徐行してればなんの問題もないね。唯一すれ違ったバイクが二人乗りで驚いて思わず笑った。向こうも笑ってたし引き分けだな!
道中、巡航バスに奇跡的に遭遇したけど、僕よりスピード出しててプロのオフローダーはさすがだなって思った(違)よくわかんないとこに停留所あったけど誰か乗るのかな?
各種アトラクションもこの充実っぷり。危険だからと撤去されまくりの都会の公園も見習ってほしいですね。
スプラッシュマウンテン?
今日はもうおなかいっぱいだ。
最終日
実質最終日は熊野古道をちょっと見て、最南端行ってあとはだらーっと帰る。県南の辺りで泊まっても良かったけど、観光地なだけあって宿が空いてなかった。
次の日も休みだし、なんとかなるでしょ!
世界遺産
熊野古道は広い範囲の道を対象とした世界遺産。全部巡るなんて時間かかりすぎるし、そもそもバイクじゃだめじゃん。てことで熊野本宮大社と大斎原に行ってきた。
熊野本宮大社は派手過ぎず地味すぎず、どっしりと構えた印象のとこだった。ささっとお参りして大斎原へ。
大斎原(おおゆのはら)は熊野本宮大社の旧社地で、今は鳥居と小祠だけある小さな公園みたいなところ。すぐ近くには川が流れていて人気も少なくてゆったりしたところだった。とにかく鳥居の迫力が印象的だけど、中は静寂に包まれていてすごく落ち着く。ここ好きだ。
最南端
本州の最南端が存在するのがここ和歌山。ちょっと意外。昨日に引き続き険しい道を通って最短ルートで行こうとしたら、どういうわけか迷子になって綺麗な道を走っていた。疲れかな?
とりあえずこれで最北端と最南端を制覇。最東端はいつでも行けるので、そのうち最西端も制覇しなきゃな!山口なんて近いさ!(震え声)
和歌山といえばミカン!ってことでなんとなく飲んだ「飲むみかん」が本当においしかった。濃厚なのにすっきりした味わいでお土産に買わなかったのを本気で後悔した。ミカンとか柑橘系はあまり好きじゃなかったけど、これは甘くすっきりしていて飲みやすいしおいしいしでおすすめ!
那智で〆
そろそろ帰るかなってなるも時間がなんとも微妙。じゃあ那智の滝行ってみよう!ってことで行く(無計画)
前知識ゼロでとりあえず向かう。所詮、滝だし見てふーんで終わるかなって思ってたけど道中にチラッと見えたお姿で一気にテンション上がる。
あ、、でけぇ!!
遠目からでもわかるでかさ、落差、滝壺までの遠さ。山の上の方にあるので道のりは大変だったけど自然の凄さが目に見えるいいところだった。
にげる
時刻は17時。やっぱどこかで泊まるかなぁと考えつつ天気予報を見るとこの先ずっと雨。
高速で雨はイヤ。ギリギリまだ雨雲来てないしワンチャン逃げ切れるのでは…?とひらめいてしまったのでナイトランの始まりです。
津市のあたりまで来たところでスーパー銭湯で仮眠をとって雨雲が襲う直前に出発。
あとはひたすら走って余裕ができたら休んでまた走る。最終的に那智から(休憩込みで)17時間かけて帰ってきました。チカレタ。
長旅だった
走行距離1670km。そこそこ走ったな!
結局あれもこれもと詰め込みすぎてハードなスケジュールになってしまった。だけどまだ体力も持つし、事故・怪我もなく帰ってこれる。なにより知らないとこをたくさん行けて楽しかった。
みっちりバッチリ計画するのもいいけど、ふらっと行きたいとこに行けるのがなにより楽で合っているのかもしれない。
和歌山は航空写真で見ればわかるけどほとんど緑色。自然だらけでネイチャー好きならたまらない場所かもしれない。「自然と共存」て言葉がピッタリなところだった。また来る機会があればキャンプとかしながら自然を満喫できる旅にしたいな。